想いが詰まった一杯に、心まで温まる
何事にもバックボーンがある。つまり、背景だ。
そこにはさまざまな物語がある。悲壮感の漂うものもあれば、胸が少し苦しくなるものもある。
ただ、やっぱり私が好きなのは――あたたかい物語。


オーナーの想いから始まった一杯
今回訪れたのは、上田市(旧丸子町)にある「馬肉うどん 花菜(はな)」様。
2024年11月、オーナー様の強い想いによってオープンしたお店です。
お店に入る前から、「どんな想いで始めたのか」が気になっていました。
メニューには、オープンまでの道のりや、ご家族への想いが綴られています。
その文章を読んだ時、ここは食事をしに来る場所以上の店だと感じました。

アクセス・駐車場は少し注意
Googleマップでは開店時間が11:30と表示されていますが、実際は 11:00オープン。
駐車場はやや狭く、隣の店舗と共有のスペースになります。
満車の場合は、お店の方に声をかけると案内してもらえるとのこと。
このあたりは事前に知っておくと安心です。
満席必至の、地域に愛される店
店内はカウンター4席、テーブル4卓ほど。11:30ちょうどに入店しましたが、すでに満席。
一組出ると、すぐ次のお客さんが入ってくる状態でした。
少し時間をずらして訪れるのが正解かもしれません。
満席だったため、今回は店内写真はありません。
(人が写りすぎてしまい、モザイクだらけになるので断念です笑)
迷わず、馬肉うどん
上田地方では、馬肉を使ったうどんは比較的ポピュラー。
とはいえ、このお店の想いを味わうなら、やはり 馬肉うどん一択 です。
注文後、まず提供されるお漬物。

こうした小さな気遣いが、この店のコンセプトをそのまま表しています。
どこか実家の食卓を思わせる、安心できる空気。
キレのあるスープと、優しいうどん
10分ほどで提供された馬肉うどんがこちら。

濃口醤油の、キレのあるパンチの効いた熱々スープ。
ただ、後味はとても優しく、馬肉の旨みと出汁感がじんわり広がります。
飲めば飲むほどに後引くお味で、結局完飲しました笑。
うどんは柔らかめで、これがまた、このスープによく合う。
馬肉は、肩ロースとバラ肉を使用しているとのこと。
ちゃんと理由があるこだわりの部位ですが、何より 単純に美味しい。

正直、「肉マシありだったかな……」と思いました。
次回の楽しみが、もう決まっている
豚チャーシューにも力を入れているそうで、次回は 豚チャーシュー丼 も気になります。
さらに、金曜限定のカレー。これがまた、ものすごく惹かれる。
一度で終わらない店。それも、このお店の魅力です。


心まで温まる、食後の余韻
食後には、オーナー様が気さくに声をかけてくださり、なんと 出口までお見送り。
熱々のうどんと、あたたかい人柄。心も身体も、しっかり温まる時間を過ごせました。
ごちそうさまでした。
こんな方におすすめ
- 上田市で、地元らしいランチを探している方
- 馬肉うどんを一度しっかり味わってみたい方
- 人の想いが伝わる飲食店が好きな方
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【店舗情報】
- 住所:上田市長瀬3136-1
- 営業時間:11:00〜14:00(L.O.13:30)/ 17:30〜20:00(L.O.19:30)
- 定休日:水・木
- 駐車場:店前3〜4台(他店と共有)
- 価格帯:¥800〜¥1,200


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