善光寺の街で味わう大人のクラフト時間
秋風が吹くと、無性にビールが恋しくなる。
夏の終わり、信州の秋はほんのひととき。気づけば肌寒く、冬の気配がすぐそこに。
――そんな季節の変わり目にふと思う。
「今のうちに、美味しいビールを飲みに行こう。」どうせ飲むなら、少し個性のあるビールを。
そうだ、クラフトビールにしよう。
クラフトビールとは、大手ではなく小さな醸造所(ブルワリー)が、独自の技と発想で仕上げた個性豊かなビールのこと。
そして今回訪れたのは、長野駅から徒歩1分という最高の立地にある「山の間ブルワリー&クラフトビアパブ」さんです。
旅先でもご当地のクラフトビールを楽しむのが私の習慣。その土地の空気を感じる一杯――期待が高まります。

和モダンな店構え、善光寺の風情を感じる空間
駅前の信号を渡ってすぐ。善光寺を思わせるような、古き良き日本建築の外観が目を引きます。
店内はテーブル席中心の落ち着いた空間。木のぬくもりと清潔感が心地よく、ひとりでも気軽にくつろげます。
この日は17時頃の訪問。まだ空いており、ゆったりと過ごせました。
15時から営業しているので、昼飲みや0次会にもぴったりです。

迷う楽しみ、クラフトビールの世界
メニューには信州のクラフトビールがずらり。
サイズはS・R・Lの3種類から選べるので、飲み比べにも最適です。





まずは一杯目、「ラオホエール」を注文。スモークモルトを使った、燻製香るビールです。
口に含むと、黒ビールのようなコクと苦味、そこに広がるスモーキーな余韻。まさに“大人の一杯”。

おつまみ3種盛りで軽く一息
ここでお供に、おつまみ3種盛りを注文。

内容は、
- おからかりんとう
- 味噌かりんとう
- グラハムバー
どれも個性的で、ビールとの相性も抜群。特にかりんとうのサクサク感が心地よく、つい次の一口が進みます。
2杯目は「太陽の下で」|晴れやかな気分のビール
次に選んだのは、その名も「太陽の下で」。ネーミングに惹かれて注文しましたが、これが大正解。
説明文には“晴れの日の爽やかな味わい”と書かれており、飲んでみるとまさにその通り。
軽やかでフルーティー、喉ごしもすっきり。
同じビールでもここまで違うのか――そんな発見があるのがクラフトの面白さですね。
駅近だからこそできる、“軽く一杯”という贅沢
観光や仕事帰り、歩き疲れた体を癒したいとき。「カフェよりも、ちょっとだけ大人な休憩を」
――そんなときにぴったりなのが山の間さん。観光途中の“ひとり昼飲み”にも最高です。
善光寺の街に似合う落ち着いた空間と、それぞれに個性あるクラフトビールのラインナップ。
旅の途中でふらっと立ち寄るにも、地元の人が気軽に昼飲みを楽しむにも最適です。
季節の変わり目に、一杯のビールでゆるやかにリセット。ごちそうさまでした。
【店舗情報】
- 住所:長野市南長野北石堂町1375
- 営業時間:15:00〜21:00(日曜のみ18:00〜)
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
- 禁煙
- 価格帯:¥1,000~¥2,000


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