茅野市 スープカリー茶房 和月(なごみづき) 様
尚樹くんとの出会いは、2軒隣に彼の一家が引っ越してきたことにある。小学校2年の時だ。
あそこのお家、あんたと同い年の子がいるらしいから遊びに行ってみれば?
そう母に言われ、恐る恐る彼のうちを訪ねた。
建設中からある程度わかっていたが、行ってみると尚樹くんの家は割と大きい家だった。
100平米はあろう庭で、彼の一家はバーベキューを楽しんでいる最中。
彼の一家は私をバーベキューに招き入れた。そういうぼんやりとした記憶が私にある。
そんな、大きい普通の民家を改装して作られているのが今回訪れたこちらのお店。

茅野市の住宅街の一角にあります。
道は狭く、迷う可能性がありますのでGoogleマップなどのアプリでナビするのが吉。
途中小さな看板も出ていますが、ちょっと目を離せば見逃してしまいそうです。
外観は豪華な民家ですので、ここで本当に良いのか? と疑いながらも先に進むと
玄関先に飲食店らしき看板がありますので、一安心。
玄関(まさに普通の玄関!)を入ると、お食事中の方が見えたり、レジがあったりでお店はお店なんですが、
なんだか友達の家に来たような不思議な感覚に襲われます。お座敷にテーブル席が10ほどあります。
ほとんどのお客様が女性でした。お料理が来てからわかるのですが、女性客が多いことにも納得。
一番窓際の席に座り、メニューを眺める。喫茶メニューやサイドメニューも充実しています。





カレーはチキン派なので一択だと思いましたが! 下の方にシーフードが……。
シーフードも好物(特にイカに目がない)なので迷います。こういう時は店員さんに相談すると、
私は決めています。気さくなお母さんに2択で迷っていることを伝えると、
「1番人気はシーフードだけど、ウチは女性のお客さんが多いからヘルシーに思えるのかしら?」
とのこと。基本のカレーは同じなので、シーフードにすると魚介出汁がカレーに広がるそうです。
それもめちゃくちゃ美味しそうですが、今回は初めての来店ですのでベースを楽しみたいと思いチキンに決定。
注文後すぐにサラダが提供されます。

このサラダすごくないですか!?量もさることながら種類も豊富。20種類上はあると思います。
盛り付けも綺麗だし、コンビニのサラダの倍はありそう!この地方特産の寒天も入ってました。
そして選べるドレッシングのお気遣い。お野菜は新鮮でとても美味しいです。
そしてメインのスープカレー。
ご飯は白米、雑穀米の2種類から選べます。ハーフ&ハーフも可能です。

こちらもお野菜がすごい! ゴロゴロとたくさんのお野菜達が入っています。
見た目も美しいカレーです。写真では見えないところにじゃがいもやズッキーニ、カボチャやetc…。
カレーは辛さの前に旨みがガツンと口に広がります。この旨みは一体なんだ!?
そして様々なスパイスが入り混じって、複雑なお味で最高です。私は思う。カレーは足し算なのだ。
辛さもあとからやってきますが、程よい辛さなので苦手な方でも結構いけると思います。
辛いの得意な方は卓上のパウダー、青唐辛子をついかしましょう。
鶏肉もスプーンでほぐせるくらい柔らか、ジューシー。
カレーとよく合いおいしい! ご飯と一緒に食べると、さらにうまさ倍増です。
私個人的には雑穀米がおすすめです。雑穀米と一緒に食べると食感も良いし、
何より雑穀の甘味がカレーの辛さをマイルドにし、旨みが爆発します。
ご飯はおかわり無料です。実のところ3回も声がけいただきました笑
するつもりがなかったけど、カレーの美味しさに負けて結局おかわり。
おかわりは雑穀米のみで堪能しました。卓上調味料の辛味パウダーとうま辛ガーリック。味変を試みます。
辛味パウダーは辛味よりも旨みが足される感じがしました。
お店独自調合のスパイスなんだそうです。
旨辛ガーリックは辛いと聞いたので、控えめに使ったのがいけなかったかあまり違いに気づかず。
背中に陽の光も浴びていたので、すっかり汗だくです。
食後はアイスコーヒーで締めます。店内もさることながら、店員の皆さん気さくで感じがよく
本当に友達の家に来てるみたいでした。
最初はお値段高めだな、と思っていましたがとんでもない!
この野菜の量やおかわり無料、居心地の良い空間、むしろ安いとすら感じます。
女性に人気なのも納得です。
またヴィーガン、ベジタリアン、アレルギーがある方への気遣いも素晴らしい。
なんなら嫌いな野菜も取り除いてくれるサービスまで。ただ、お子様にはちょっと辛いかもしれません。
本当に美味しかったです。次はシーフードカレー食べにまた行きます!
ご馳走様でした!
【茅野市 スープカリー茶房 和月(なごみづき)】さま
茅野市泉野中道6645
営業時間
11:00〜15:00
定休日 月曜(夏場、祝日の場合は営業)
駐車場はお店横に10台分ほどあります