「昭和の食堂」という響き
「昭和の食堂」という響きに弱い。
戸を開けて、「いらっしゃい」と迎えられる。
急須で淹れたお茶が、湯呑みで出てくる。
そういう店が、今日も長野のどこかで静かに営業している。
長野には、まだまだこういう昭和食堂が残っているんです。
それだけで、嬉しくなります。
長野市篠ノ井「浜一食堂」へ
というわけで今回訪れたのが、長野市篠ノ井にある浜一食堂様。

私の好きな昭和食堂シリーズです。
店構えも昭和そのもの。
入り口には岡持用と思われるバイク。
「あ、出前もやってるんだ」と思いながら、入店。
お母さんが淹れてくれる、あのお茶
入店するとすぐに、お茶を用意してくださる。
これが、自動のやつとは違う。
ちゃんとお茶っ葉を急須に入れて、淹れてくれる。
そして「いらっしゃい」。
ほっとする瞬間です。
「あ、今日は冷たいのにしようかな」
「冷たいのね。はいよ」
常連さんと思われる方とお母さんのやりとり。
このやりとりも、なんか良いんですよね。
店内はそれほど広くない。
でも逆に、それが落ち着く。
手書きメニューが、味わい深い
店内に貼られたメニュー。

こういう雰囲気がたまりません。
「定食」ではなく、「野菜炒めライス」「かつライス」ってところがまた好き。
昭和だ。正しく昭和だ。
迷いましたが、今回は中華そばを選択しました。

出前の岡持に、模型に、想像する
待つ間も、出前の注文電話が鳴っている。
配達に行く前に気合いをいれるお父さんの様子が、かっこいい。
店内に飾られていたのが、岡持仕様のスーパーカブの模型。

ちゃんと「浜一食堂」のステッカーまで貼られていました。
これに乗って出前するんだろうなぁ。
昭和のドラマに出てきそうな出前風景が、頭の中に浮かぶ。
岡持を持って、バイクで走る姿。
想像を膨らませながら、待つ時間も楽しい。
王道の昭和中華そば、ここにあり
待つこと10分ほどで着丼です。

これです。
これが昭和の大衆食堂で食べる中華そばの王道。
チャーシュー、メンマ、ほうれん草にネギ。
シンプルなのが良い。
スープは皆様が想像される通りの、期待を裏切らない醤油味。
コショウがよく合う、安定の中華そば。
こういう中華そばが無性に食べたくなる時があります。
これが¥600でいただける。最高です。
麺もちゅるちゅるで、後引くうまさ。
スープを飲み干して、満足。
車なんかいっ!
大満足で退店したところ――一台の車が店前に止まっていて。
それがさっき出前で出かけたお父さん。
バイクちゃうんかい!
と心の中でズッコケる私でした。
えっ、あのバイクは?
あの岡持模型は?
頭の中に浮かんだ昭和の出前風景は?
全部、車で崩壊。
バイクを使う時もあるの?
真相は謎のまま、浜一食堂をあとにしました。
でもこのズッコケ感も含めて、なんだか愛おしい。
昭和の味と、昭和の空気と、想像と現実のギャップと。
全部ひっくるめて、また来たくなる店でした。
ごちそうさまでした。
こんな方におすすめ
- 昭和レトロな雰囲気の食堂が好きな方
- シンプルで安定感のある中華そばが食べたい方
- 地元に根ざした大衆食堂を探している方
- 気取らず、ほっとできる店を求めている方
- 長野市篠ノ井エリアでランチを探している方
【店舗情報】
- 住所:長野市篠ノ井布施高田唐臼273−1
- 営業時間:11:00~14:00 / 17:00~20:00
- 定休日:日曜
- 駐車場:店横3台ほど
- 価格帯:¥600〜¥1,000
- 現金のみ


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