天下を取る。
響きはいいが、実際どうか。
三日で終わるかもしれない。
けれど――その三日が、誰かの人生を変えることもある。
木曽義仲も、そんな一人だったのかもしれません。
今回訪れたのは、その木曽義仲ゆかりの地、木曽町。
信州の蕎麦文化と歴史が交差する、特別な一軒です。
旗挙そば 源氏|木曽義仲の地で味わう地元の蕎麦
というわけで訪問したのが、旗挙そば 源氏様。

木曽義仲――通称ですが、本名は源義仲。だから「源氏」なんですね。
よく晴れて暑い日。冷たい蕎麦をすすりたくなる、そんな陽気でした。
店内に入ると、広々としたテーブル席と小上がり。
厨房も見渡せて、調理の様子が目に入る。

BGMはなし。静けさが心地いい。
田舎の蕎麦屋は、こうでなくちゃ。
蕎麦を食べるとき、私が求めているのはまさにこの空気感です。
卵付きざるそば二段を注文
メニューはシンプル。

冷たいそばから選ぶのは自然な流れで、今回は珍しい「卵付きざるそば二段」を注文しました。
二段で一人前。一段からも注文可能です。追加で段数を増やすこともOK。
この日も実際、何段も積まれている方がいらっしゃいました。
天下取れますぞ、その食いっぷり。と心の中でつぶやく。
提供には時間がかかります。じっくり待ちましょう。
車でない方は、地酒を楽しむのもありです。おつまみもあります。

待つこと約15分。運ばれてきた蕎麦と、生卵。
そのコントラストが、まず目を惹きました。
卵を落とす、という正解

蕎麦は太め。もちっとした歯ごたえ。
噛むほどに蕎麦の風味が広がる麺です。
そしてこの蕎麦つゆ――独特。
かなり濃いめで、お酒の風味が強い。そして甘め。
ガツンとくる味わい。そこで、気づいたのです。
「だから卵付きなんだ」と。
蕎麦つゆに卵を落として、混ぜる。

するとどうでしょう。とろ〜りまろやかになり、バランスが一気に整う。
すき焼きに卵、あの感覚に近い。
これは美味しい。
最後に蕎麦湯をいただくときも、濃いめのつゆが程よく作用して、満足度が高い。
隣の方が食べていた「たぬきそば」もボリュームがあって美味しそうでした。
次回は狸蕎麦にします。決定です。
心の中で天下を取る
木曽義仲の地で、蕎麦をすする。それだけで少し、気分が上がる。
たとえ三日天下でも、この蕎麦を食べて満足できたらそれで十分。
今日のところは、私だけの天下を取った気分なのだ。
木曽郡を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってほしい一軒。
長野県内のグルメ情報は、こちらでも多数紹介しています。
ごちそうさまでした。
こんな方におすすめ
- 木曽義仲ゆかりの地で蕎麦を楽しみたい方
- 太めのもちっとした蕎麦が好きな方
- 卵と蕎麦つゆの相性を試してみたい方
- 木曽観光の途中でランチを探している方
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【店舗情報】
住所:木曽郡木曽町日義原野4398
営業時間:11:00~15:00
定休日:火
駐車場:あり
価格帯:¥750〜
禁煙:(店前灰皿あり)


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